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「#家庭内盗撮」で晒す夫婦の実像を追う マニア撮影2.0番外編 自己メディアで発信する 素人マニアカップルドキュメント

ハッシュタグ付きのこのフレーズ「#家庭内盗撮」という言葉をご存知だろうか。近頃、主にツイッターで盛り上がりを見せている家庭内での盗撮行為、つまり配偶者や彼女の隠し撮り写真/動画を指す。

そこで投稿されていた画像を見てみると撮られていることに気付いていないと思われる、つまりガチの盗撮とおぼしきものも少なくなく、したがってこれらはツイッターへの公開も無許可の可能性が高くなってくる。

これらの行為は、スマホ一台あれば撮影、編集、ネットへのアップまでが完了する「やろうと思えば誰でも出来る」からこその産物だということは想像に難くない。

では、実際に撮影、公開している人はどういう人で、どういった動機で行っているのか。

これまで当連載では、素人マニアアップルの実像をプレイへの密着とインタビューで構成しお伝えしてきたが、第五回目の今回は趣きを変え、番外編として家庭内盗撮当事者への直撃取材を行った。初掲載:2020年9月

「バレたら離婚ですね」妻のGPS位置情報を晒す結婚20年越え夫婦

一人目に自身の活動を語ってくれたのはツイッター名を、悪徳@akutoku6664氏。彼のアカウントには16000人ものフォロワーがおり、そのプロフィールにどのような活動を行っているのかが端的に示されていた。

「時々妻のGPS情報を呟いたりします。このところ妻をフォローワーさん達でストーキングして頂いてます。が、諸々妻には内緒なんで、見学するだけの会です。」(原文ママ)(画像↓)



悪徳氏は#家庭内盗撮をタグ付けして投稿はしていない。そして、GPS情報を呟くとはどういうことなのか。まずは家族構成から伺った。

「ぼくの年齢は52歳。嫁は42歳で婚暦は20年以上です。二人とも仕事は会社員。子供は小学3年生と2歳の2人」

「今、ツイッターを通じて行っているのはGPS投稿だけですね。最初は過去に撮影したハメ撮り画像と動画をあげていたんですが、すぐに凍結されてしまうんで、今のアカウントでは妻のGPS情報だけをアップしてます。隠し撮りはしたことありません。GPSをあげるのは最初はそれを見て妻をナンパしてくれる人がいたら、という寝取られのきっかけ作りでやってたんですが、案外そういう人が現れないし、反対に強引にアプローチする人がいても妻が警戒するだろうというのもあって、今は企画としては続けてますがそこまで期待はしてないですね。ただ、位置情報をアップしたら熱心に妻の後を付けたり、写真を撮ったりして参加して下さる方が一部ですがいて、それを見て喜んでいる方もいそうなんでやってるだけですね」

ここを外しては話が進まない。活動のことは果たして奥様は知っているのかを改めて確認した。

「まず、ツイッターのことを妻は全く知らないです。他に妻と撮ったハメ撮りを雑誌や投稿サイトに投稿したことがありますが、それについてはカメラを彼女に向けて撮っていたのでもちろん撮ったことは知ってますが、それを世に出していることは知りません」

やはり、想像は当たった。GPS位置情報をアップするというのはともすれば、公認のプレイの可能性もあるかと期待していたが、脆くも打ち砕かれてしまった。では、すべてを秘密裡に行っているのだとすると、そこに危険性はないのだろうか?

「これまで10年以上、似たようなことをずっとやっていますが危険なことはないですね。基本は皆さん、普通の社会人。あんまり無理なことやマナー違反、何かをやろうって人はいないです。あと、事前のやり取りで本当にヤバそうな人には具体的なことまで教えない。ツイッターに上げている位置情報ってそうは言ってもそこまで精度がよくないんですね。施設に入ってもどこのフロアにいる、とかまでしか分からないので、どこどこの店の中にいますよ、というのはそこから限られた方にだけDMで教えていて、そういうチェックは一応してます」

とすれば、動機は奥様を他人に寝取らせたいということだったのか? 

「時々、そういう風に聞かれるんですけど、正直なところあんまり深く考えてなくてただやっぱり色んな人に見られてるってところに興奮するんじゃないでしょうか。それで理由をひとつ挙げるなら他の男の人と、っていう寝取られの願望があります、本当は。で、それが叶えられないんであれば、他の人の目に触れさせたいという屈折した願望だと思います。寝取られて他の男の人とっていうのが出来ればそれが一番」



叶えられない、と言い切るのは一体なぜなのか、その理由を聞くと。

「確実に同意は得られないからですね。普通に考えるとそういうのは無理かなと思いますね。言っても多分ダメだろうな。以前にハメ撮りを撮らせてるけど、嫁は着衣でも写真自体が好きじゃないんですよ」

ということは、寝取られへの移行段階としてツイッターで公開しているのか?

「この先のステップが寝取られに続いているというわけでは必ずしもないので、前段階というわけではないですね。寝取られが出来ないのでそこで我慢している、もしくは別の方向に向けている。正直、ツイッターで達成したい目的はなくて、じゃあ次にというのも別にないですね」

「寝取られて欲しいという欲は基本あって、でもそこに至らないからそうじゃないもので発散している。かつ、もしバレてしまったらというドキドキ感が、それは寝取られの背徳感にも通じるものがあり、代替とは言わないまでもそこに転化している。仮に寝取られが成功したら公開したり投稿したりというのはしなかったと思います」

しばしば、男性側のエゴだけを推す変態行為は女性のモノ化、男の所有物と看做しているとの批判の対象になる。ましてや悪徳氏は奥様の許可を得ていない。そこに罪悪感はないのだろうか?

「うーん、多少はあるかも知れないですね。彼女にも社会生活がありますから、すべてをオープンにするのはどうかなというのもあります。うちの場合ですけど、付き合っている頃から私の寝取られの性癖も含めて性的な遊びをもっとしていれば、もしかしたら違った道もあったかも知れないと思います。というのも、今の嫁と付き合う前の私は、それなりに色々な経験もあって、かなり遊んでたんです。それで今の嫁と付き合うようになった時には性的に落ち着いてしまっていて、ほとんどノーマルなことしかしてないんです。そこから子供が出来たりするとさらに思い切ったことがしづらくなり」

「これまでに夫婦の会話で『他の人とセックスして来ていいよ』みたいなことを冗談交じりに言い『何言ってるの』と一蹴される、という関係でずっと来ていて、今からちょうど3ヶ月前に本気で嫁を寝取らせようとツイッター経由で画策していたことが実はバレまして、結構大騒ぎになったんです。ツイッターのアカウント自体がバレたわけじゃないんですがそこで真剣な話し合いを持って、それはそういう性癖なんだという話をしたんですが、やっぱりそれは受け入れられない、封印しましょうとなってしまいました。ただ、私はまったく封印してないっていう笑」

「その話し合いの時に嫁から言われたんですよ「私を物扱いしてるの?」とか「それでお金もらえるの?」「このコロナ流行の時期に他の人に抱かれろっていうのはどういうことなの?」とか、根本的に理解はされないですよね。寝取られ性癖がある人ならある程度理解してもらえるところもあるかと思いますが、そうじゃない人からしたら絶対に分からないですよ」


もし、ツイッターまでバレることがあったら?

「離婚になるかもしれないですね。ただ、そのバレたら終わりのスリルを楽しんでいてどこでやめるか(まだ)やめられない、みたいなところです。こういうのってだんだん麻痺してきて、最初は顔が分からないように投稿しているのが、モザイクが小さくなりそのうち無くなり…。」

もう引き返せない自覚を持ちながら、それでも奥様との対話は続けていると語る悪徳氏。奥様のことをどう考えているのか?

「好きな人がある意味、穢されるというのが寝取られ寝取らせだとぼくは思うので、自分はサドなのかマゾなのか、どちらでもあるとも言えますがそういうものだと理解してるんですね。やっぱり愛情が何もないセフレを他の男に抱かせるのでは、それはプレイではあるとしても成立しませんよね。基本的には家庭内のことなので、法的にどうか、ということだとグレーだと思っていて、全くの他人を盗撮した映像や同意無しのリベンジポルノとは趣きが違うのかなと思います。私は嫁とは対等だと思ってますし大事な存在です」

最後に、ではいつまで続けるのかを聞いた。

「寝取られ貸し出しをまだ完全に諦めたわけではないので、その可能性が少しでもあるなら続けると思います。ただ、それでも1、2年くらい。そうなると子供がネット検索して見つけられる歳頃になるので、そうなるとさすがにツイッターは閉じると思います」

妻は「愛する存在」でも「罪悪感は全くありません」と語った家庭内盗撮夫

二人目にお話を伺ったのはツイッター名、巨乳妻盗撮@偷拍老婆@I1GLYHX8wpicbgx氏(ツイッター凍結済)だ。こちらはアカウント名にズバリ盗撮の銘があるように、モノホンの家庭内盗撮実践者だと予想された。



インタビュー取材を申し込むと、カカオトークを使ってのチャットインタビューなら、とのご返答だったので文字を通しての会遇となった。

果たしてこちらはどのような思想の基、活動を行っているのか聞いてみた。

まずはご夫婦について教えて下さい。

「年齢はふたりとも28歳。どちらも会社員。4年前に出会って去年結婚しました」

ツイッターの開設はいつですか?

「ツイッターの初投稿は去年8月なので、今ちょうど一年ですね。アカウントのことについて妻は知りません」

偷拍老婆氏も無許可であると宣言した。ではここから話を核心へと進めていく。

「ツイッターをはじめたきっかけは、最初は掲示板で投稿してましたが、閲覧数とコメントが少ないので、ツイッターなら大勢の方に見せられると思って開設しました」

「その動機は、妻の自慢もありますし、実は昔から露出と寝取られ系のAVが好きで、妻を他人に見せることで興奮します。しかし寝取られるのが実際はできないし、裸の写真も撮らしてくれないから盗撮にしました」

偷拍老婆氏も先の悪徳氏と同じく、寝取られ癖があるものの、奥様の許可が絶対におりないと言い切っている。

「貸し出したいけど妻の性欲が割と低いので、他人とすることは絶対ないと思います。最初は普通のカップルみたいに記念や遊び気分でハメ撮りを撮りたかったけど、それどころか下着姿とかもNGなので、逆に撮りたい気持ちが強くなってきて盗撮になったんです。セックスの最中に3Pしたいと言ってみたことがあるけど、普通の女の子なら勢いでいいよとか言うと思うところ、妻はその状況でさえOKと言わないので、やはり無理だなぁと思いました」



果たして、このような関係性の夫婦の普段の性生活はどのようなものなのか、を聞いてみる。

「セックスの頻度は、週1~10日に一回くらいです。いつもするプレイは鏡の前でのバック。これまでにした一番変態的なプレイはベランダでセックスすることかな。(一階に住んでるのですぐ道路が目の前にあります)妻は挿入前に長時間(30分くらい)乳首を責められるのが好きです。私が好きなプレイでもあるししたいプレイとしたら、やはり寝取られですね、できれば目の前で寝取られたいですね。一生叶わないかもしれないけど笑」

さて、活動のモチベーションは一体なんなのか。

「寝取られ(視姦され)の擬似体験ができるからですかね」

やはり、行為自体に後ろめたさはあるのか?

「罪悪感は全くありません。妻が不甲斐ない、貸し出しプレイを理解してくれないから虚しさと無力感はあります。罪悪感ではないです。もしバレたらえらいことになりそうですね笑。人間不信というか決裂になるかも。離婚までにはならなくてもトラウマになりそうです」

では、理解を得る為に何か働きかけてはいないのだろうか。

「もちろんすべてを理解してもらって好きなプレイができるのが最終目的ですが、バレて逆に早く達成することはないと思います。投稿することで興奮するはするけど、あくまで妥協ですね。寝取られは最終目的ですが、今はまだ寝取らせられないから、投稿で我慢してるけど投稿は別の趣味になってます」

別の趣味とはどういうことか。

「盗撮投稿は寝取られというより露出プレイな感覚に近いですね。妻は芸術品みたいと思ってるかもしれません。確実に自分の所有物だが、展示したり触ってもらったりすることもあり、みたいな感情が私の中にあると思います。そしてゆくゆくは皆の共有物にしたいと思っています」

「そういうことですので、もし妻の貸し出しが可能になっても盗撮はもう一つの趣味なのでやり続けます。ツイッターのアカウントも削除しません」

実際の当事者として、他の#家庭内盗撮で投稿している人について思うことを聞いてみた。

「正直、他人の奥さんにそんなに興味がないのであまり見ていませんが、たまに凄い角度や距離で撮ってる方がいらっしゃって、そういう方と盗撮のテクニック?について交流したいですね笑。やはり皆さんも私と似たような理由で投稿しているのではないかなと思います。寝取られたい、見せつけたいけど現実では実現できないから、盗撮で擬似体験をしていると思います。家庭内盗撮の方のフォローしてる内容を見てみると、基本寝取られ系や露出系のコンテンツが入ってますから」

盗撮での寝取られ疑似体験、と語った偷拍老婆氏。擬似だと言うが、それは全くのフィクションなどではなく、奥様という現実の被写体が存在しているのだ。彼にとって奥様はどういう存在なのか?

「愛する存在です。そもそも愛がないと寝取られたいや見せつけたい感情が芽生えないから」

では、偷拍老婆氏にとって、奥様の合意の有無については?

「セクハラと同じ、当事者(被写体)がその行為が犯罪ではないと思えば、許されると思います。妻の場合は許してくれなさそうと思いますが」

最後に奥様が許してくれなさそう、ということなら他人への盗撮行為と根本的には同じではないか、もしそう指摘されたらどう対処するのかを聞いてみた。

「そこまで考えたことないですね。皆が楽しんで見てくれてるからそんな突っ込みはないでしょう」


ここまで、2名の#家庭内盗撮を実践する方々にお話を伺ってきたマニア撮影2.0番外編。最後にお断りとして、我々は、素人マニアの実像をお届けするものとしてこの記事を作成し、推奨も否定もどちらにも与するものではない。現象を現象としてお伝えし、どのような感想を持たれるのも個人の自由だと考えます。


ただ風潮として、セックスにおいて女性の合意の有無が盛んに叫ばれるようになった昨今。彼らの行為が時流に逆行していることは客観的事実だと思います。


二組とも、今はご夫婦ですが、ここから離婚して他人になることも、はたまた男性側の希望が通り寝取られ貸し出しに到ることも、どちらを選び取るか、どちらの未来も選ぶことが出来ます。そしてそれを選ぶのは当事者である当人たちです。


ただし、盗撮行為(迷惑防止条例違反)も合意のない猥褻画像の公開(私事性的画像の提供等による被害の防止に関する法律違反)もどちらも現行法では犯罪です。

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